中国穴場旅「麗水市縉雲県」

中国100都市以上行ってドコがサイコー？
とか聞かれる。正直難しい。どこもサイコーだから。
ただ、いい景色は人も多く集まるし、
人里から離れて不便だったりする。
そういう意味で上海から遠くなく、絶景で、かつ交通の便がよくて観光客が少ない場所とか
ムチャな条件だされると少なくとも自分の知る限りここしか思いつかない。
浙江省麗水市。中国人でさえこの地名を知る人は少ない穴場中の穴場。
地理的には義烏や金華のすぐ南で上海から直通のバスも電車もあってわりかし交通の便はいい。
市と言っても福岡県の3倍の広さがあるんで3つのエリアを3泊4日で行った。
正直これでも忙しい。麗水だけで1週間十分遊べるくらい見どころが多い。
まず夜行で麗水行きに乗る。最初の目的地は北東部の縉雲県。別名仙都。

この河の美しさ。どことなく桂林を思い出す。
このエリアは過去に縉雲山と呼ばれて黄山、廬山、と並んで黄帝を祀る三大宮とされ
黄山の美しさと華山の険しさを合わせる山と称された。
まず向かったのは鼎湖峰。

この鼎湖峰は中国の神話時代の聖王三皇五帝の五帝の一人、黄帝鼎を造り赤龍となって昇天した地とされ大きな黄帝廟がある。
陝西省の黄帝陵と並んで北陵南祠と称されている。

この日は時代劇の撮影があって廟には入れなかった・・・
周が殷を倒したのが最初の放伐と言われるけど
その前にも商(殷)の湯王が夏の桀王を討った鳴条の戦いがあって
更に過去には阪泉の戦いがあり、
黄帝軒轅氏が炎帝神農氏を倒して中原を平定したと言われる。
黄帝はその後炎帝の残存勢力と軍神蚩尤の連合軍を琢鹿の戦いで破り天下を完全制覇した。
他にも黄帝は最強の魔神形天や最凶の水神共工を倒したという説もあり古代神話史上最強と言ってもいいと思います。
そんな黄帝ゆかりの地を後にして芙蓉峡という近くの山に登ることに。

これぞ中国の田舎！！！
なんせこの山登っている間1人の観光客ともすれ違うことがなかったという奇跡。
上海のお隣の浙江省でも奥まで行くとこんな景色に出会える。
やっぱ中国サイコー＼(^o^)／

浙江省麗水市